今グラミー賞の授賞式を観ながら書いてます。いつも思うんですがアメリカっていろんな音楽を同じ土俵に上げちゃうからすごいですよね。グラミー自体はいろいろ言われてますがこちらとしては楽しんでしまえばそんなの関係ないっすから。
これだけいろんな人が出てくるとベース弾きとしても面白いですね。フーファイターズとオーケストラの共演。企画そのものはありがちですけどオーケストラアレンジと指揮がジョン・ポール・ジョーンズじゃないですか。ギャラは全然違うんでしょうけどなんか本人としてはこういう仕事の方が今は楽しいんじゃないかなとも思える笑顔。先日のZEP再結成も「お仕事」だったんでしょうね。この人が一番ZEPと距離を置いてる気がします。
フーファイターズのベースの人(よく知らん)がPB持ってましたけどレイクランドでしたねぇ。特徴的な楕円形のブリッジ。TVでしたから音はよく判りませんでしたけどこういう人気バンドのメンバーがレイクランド使うと人気も出るんじゃないでしょうか。そういやU2の人も使ってましたけど・・・ベーシストって点では地味っすよねぇあの人。ま、オイラは売り飛ばしちゃいましたからもういいんですけどね。
相変わらず枕が長くてすいません。本題はそのレイクランドと引き換えに手に入れたサウンドトレードの話です。タイトルが英語表記なのは検索対策(笑)。
かなり前の記事にも書きましたがオイラが最初にサウンドトレードの元締めBTLへ行ったのは今から15年ほど前のこと。大阪へ転勤になりましてね、それを機に社会人になってから一度熱が冷めてた楽器に対してまたまた興味が出てきたんですよ。東京時代に比べて通勤時間がかなり短くなったのと仕事量の減少。つまり「ヒマができた」わけです。なもんだから「また楽器でもいじろうか」・・と。
そこが大阪だったってのも今思うとベーシスト向きでした。サウンドトレード、BOSSA、P-PROJECT・・・そういったメーカーのベースは関西圏でよく流通してという覚えがあります。珍しいところではアノPGMのお店ってのがアメリカ村にありましてね。50歳くらい(?)のオジサンが熱心にPGMの解説をしてくれるんですよ。カタログもありましたがワープロ打ちのセルフコピーをホチキスで留めたもの。それでも店では何本ものベースを気軽に試奏させてくれましてその完成度にはちょっと驚きました。たしか試奏用のアンプはピーターソンだったはず。
で、そんな頃にBTLにも行ったわけです。そしてそこで“アノ人”と出会ってるのに(声までかけられてて)気がつかなかったと(笑)。それもそのはずオイラがその頃探してたのはフレットレスだったんですよ。当時はウエザーリポート大好きでね。弾けもしないのにジャコの音が出したくて出したくて。世界的有名スラッパーなんて眼中にありませんから気づくわけがない(笑)。
当然BTLではあの“爆音試奏室”へ連れ込まれまして・・・そこでおそらくBタイプであったと思われるフレットレスを弾かされたわけです。いやぁ驚きました。まんまジャコの音。フェンジャパあたりの安いベースではリアピックアップでトーンを絞るとただモコモコするばかりでダメなんですよ。そこをクリアしてたのはサウンドトレードとPGMくらいでしたね。実はそのころワタナベ楽器にフェンジャパの限定生産フレットレスってのがあってそれがすごく良かったんですよ。値段的にもサウンドトレードの半分くらいでした。ところがその店にたまたまスタインバーガーのギターの中古があって・・・・GRってモデルでした。オイラはついついそちらを買ってしまったのです。アレを買っておけばその後の人生が違ってたかも(大げさ)。
そのころはまだ「20万もするベースなんて」って感じでしたからサウンドトレードは良かったけどちょっとまだ届かない感じでしたね。
結局それから何本かのフレットレスを入手しましてね。アトランシアのガーランドなんて全然ジャコじゃないんですけど「こんなん誰も持ってないやろ」ってことで買っちまったりP-PROJECTのPUMPSというモデルのフレットレスなんかも持ってました。こいつは今思えばそこそこ良かったんですけど中古だったので指板がえぐれてまして5フレットあたりで音が詰まるんですよ。だったら買うなって話なんですけどね(笑)。これはアクティブなのにパッシブのトーンがついてて使い勝手が良かったです。最終的にはCrewsのフレットレスで落ち着いたんですけどそれももう手元になし。そうそう・・・BOSSAも持ってたんですよオイラ。あれは今思うと手放すんじゃなかったなぁ。あのベースを生かしきれるアンプを持ってなくてね。試奏ではすごくいい音なのに家で弾くと音が細く感じる。アンプがしょぼいせいなんですけど。アレを売って何を手に入れたんだかもまったく覚えてないくらい前の話なんですけどちょっと惜しいことしたかな。
まぁそんな具合でサウンドトレードの音はずっと印象に残ってたんですよ。ただ多くの他の人と違うのはオイラがフレットレスを探してたってこと。普通はスラップしたくてサウンドトレード選びますから。ネットで検索しても圧倒的にCタイプが多いのはそういう理由でしょう。
あれから15年たって・・・今回出会ったPJタイプを試奏したときに「あの時と同じテイストの音」がしたのです。あの爆音試奏室とは比べるべくもない中古楽器屋の小さなアンプから。もちろん今回探してたのはPBですから正確には別の音なんですが、ハイを絞ってもドーンと抜けてくる感じ、ちょうどみぞおちの辺りからお腹の中へずしんと低音が入ってくるような感覚がまったく同じだったのです。
もちろん「あの頃手の届かなかったベースが今目の前の手の届くところにある」という状況が自分を煽ってるというのもあります。そういうのに弱いですオイラ。BB2000、SG2000、CP30、DX7・・・どれも一度は手に入れましたから。全部ヤマハってのが妙にリアルな世代(笑)。
なおかつ中古なわけですよ。明日になったらなくなってるかもしれない。「あのベースは買うべきだ。買うに値する音をしてる」という自己暗示にかかっていたことも否定しません。それでもやっぱり「自分が欲しい音」であることは間違いないのです。
さらに言えばあの頃と比べれば耳も肥えてきてます。身体は昔の方が肥えてましたが(マジで)。自分の欲しい音もかなり客観的に見えてきてますから過去に所有してきたベースと比べてどうなのかも判断できる(はず)。そして今回の3本のサウンドトレードは根本的なキャラクターが(つまりサウンドトレード共通のキャラクターが)自分の好きな音なんですよ。PJ(実際にはPとして使用)、パッシブJB、アクティブJBという違いはありますが根っこはいっしょ。たとえるなら「おかずは変わってもゴハンはいつもと同じ米」的安心感。そこが一気に入れ替えをした一番の理由ですね。
もちろん不満もまったくないわけじゃありません。3本ともデッドポイントがかなりはっきりしてます。ロッドの調整はネックはずさなくちゃいけないからめんどうだし。てか「組み込みで音を良くする」が売りの工房製作なのに調整でバラさなくちゃいけないってのは意地悪ですよ。ネックの調整をするだけでクオリティが落ちますって言ってるようなもんですから。それでもこの音はオイラとしては捨てがたい。
PJはPだといいんだけどPJとして使うとややG弦がか細い。でもそれはBBでカバーできる。パッシブJBとアクティブJBはかなりキャラが離れてるけどその間をちょうど埋めるキャラを持ってるサドウスキーがある。そんな感じでちゃんと住み分けができてるのです。
な〜〜〜んて言ってますけどしばらくしたらまた気が変わってるかもしれないですけどね。楽器に関してだけは(“だけ”ですから)浮気性なもので・・・。
なんかサウンドトレードのことだけでいっぱい書いちゃいましたねぇ。「オマエの楽器なんて興味ない!」って方もいらっしゃると思いますが自慢だけにならないように書いたつもりです。自慢や紹介だけの記事って役に立たないんですよ。たとえば検索で来る人ってのはその楽器を買おうかどうしようかって思ってたり、オイラのように手に入れた楽器のことをもっと知りたいわけじゃないですか。そういう人にとってなんらかの情報源になるようには気をつけてるつもりです。
というのも相変わらず「BB2000」での検索結果から来る人が多いんですよ。気にしてる人が多いんでしょうね。音を聞きたいのならカシオペアの昔のアルバムがいいんじゃないですかね。オイラがよくいく
CYCOさんのページによると「4」の時のTOTOのデビッド・ハンゲイトもBBらしい。オイラ「4」はカセットで買ったんですよ(笑)。だからよく写真見てない。カシオペアなら名曲「ドミノ・ライン」の演奏がYOU TUBEにもあったはず。
なんていう情報もね、ちゃんと書いておきたいというわけです。
つっても情報として発信できるのはベースネタくらいだし、その情報もレベル的にはたいしたことないんですがね。ハイエンドベーシストじゃなくて発展途上ベーシストなら少しは役に立つかなぁ?