2008-04-10

新兵器を紹介したいんですが・・・

 前回「Fenderとは縁が無くて・・・」と書いたわけですが、そういうことを書くと言うことは「そろそろFenderデビューしとかないとな」と思ってる証拠でありまして(笑)こっそりと物色しつつあったのです。
 70年代のモノを中心に見てきたのですがなかなか「これだ!」というものにめぐり合わず例によってその傍らにある別のベースに目が・・・。

 というわけで一応「初ヴィンテージ」とでもいえる1本を入手しました。
 Musicman Stingrayの79年ものです。裏通しで2EQ、ナチュラルボディにナチュラル指板というおなじみのルックス。ネックを交換したのか4ボルトにした跡があるらしく格安で入手できました。とはいっても現行の新品より安いんですからちょっと過小評価されてますよねぇ。

 でまぁこのベースのことを書きたいと思ってるんですがなかなか書けません。だってコイツを弾いてるとブログ更新してる時間がなくなっちゃうんだもん(笑)。いやぁいいっすわコレ。

 Fenderとはなかなか縁がありませんがFender爺さんとはちゃんと縁がありますね。つかベース引きでFender爺さんと縁が無い方がおかしい。オイラの場合はMusicmangaこれで3本め・・だったかな?ほかにはG&Lも持ってましたからね。ちゃんと縁はあるから大丈夫(何がだ?)。


 さて・・・それでもFenderデビューはまだあきらめてません。目論見としてはカスタムショップ系がいいかなと思ってます。試走してみた感じではPinoPBか'64JB.Relicあたりかと。音はもちろんですがレリックってのがそそるんですよねぇ。なんかEかんじじゃないですか。使い込まれた感じがHだし。う〜〜ん・・・E.H.レリック!(すまん。怒らないでくれ・・・)

2008-03-26

Fender嫌い?

 お久しぶりです。
実は先日母を亡くしまして・・・
さすがに暢気なことを書いてる場合じゃなく日が開いちまいました。
かといってあまり重たいことを書くつもりも無いのでそろそろいつもどおりの調子で行きたいと思います。


 てなことで「Fender嫌い?」・・・
ってつもりは無いんですがなぜかこれまでに一度も本家Fenderのベースを所持したことが無いオイラ。フェンジャパなら何度か手にしましたけどUSAはナシ。ギターは“ストラトプラス”とか“ザ・ストラト”とか80年代のあだ花的USA機種を所有した経験があるんですけどね。
 もちろんFender“タイプ”のベースならいくつも持ってました。サウンドトレード、サドウスキー東京、ヴァンザント、P-Project、Blade、セイモア・ダンカン、レイクランド・・・そういったメーカーのジャズベタイプは持ってたんですよ(現在所有のモノも含めて)。にもかかわらずなぜか本家Fenderとは縁の無いオイラ。

 おそらく過去から現在に至るまでに所有したベースは40本くらいあると思うんです。中にはアトランシアだとかBossaだとか順当に行けば(?)一生に一度も触ることの無いようなメーカーもあるわけですよ。だったら普通その過程で1本くらいは本家Fenderが入りますよねぇ?でも無いんですよ。まったく。

 正直に言うと「わからない」んです本家Fenderって。いや“良さ”がわからないとかそーゆーんじゃなくて“どれがいいのかわからない”状態。
 本家Fenderって基本的に“フツーの音”じゃないですか。その“フツーの音”が何物にも代え難いってのはわかるんですが試奏とかしたときにガツンとくるものに出会ったことが無いんです。

 まして現行の本家はいろんなタイプがあって余計にわからん。「アメリカンデラックス」とか「アメリカンビンテージ」とかなんじゃそれ?って感じ。かといってオールドとかカスタムショップとかにも手が出ない。そうなると他社の「オールドFenderのサウンドを狙った」なんていうタイプの方がわかりやすかったりするわけですな。
 それともうひとつ大きな要素が自分の「貧乏性」(汗)。たとえばもし手元に100万円あったら絶対に100万円のビンテージは買わないと思う。買わないっつーか買えないんですよ。たぶん30万円の異なるタイプのベース3本買うというタイプ。それもわりと「使いまわしの利きそうな」やつを選びそう。本家Fenderと同じくRickenbackerなんかも所有したことないっすからね。ポール・マッカートニーやクリス・スクワイヤが大好きなくせに。だってリッケンってあの音しかでそうにないじゃないっすか。ウン十万だしてあれだけってのはなぜか不合理な気がするのです。もちろん“あの音”のためにウン十万出すことを否定はしませんがね。オイラの貧乏性がそれを許しちゃくれないんっすよぉ。こればっかりは性格ですからねぇ。

 以前某楽器店で本家のFSRシリーズのジャズベを試奏しましてね。悪くは無いんですがやっぱりガツンとはこない。楽器屋のお兄さんが「Fenderは1本持ってた方がいいですよ!レコーディングでFenderを指定されることもあるし!」と言うんですがオイラレコーディングなんてしませんからねぇ。そんな理由でFenderを買う気には到底ならない。そのベースがレイクプラシッドブルーだったのも良くなかった。当時は同じカラーのレイクランド持ってましたから。

 色ってのも割りと大きな理由ですよね。サンバーストだといかにもオールド狙いっぽいしナチュラルだとマーカスっぽい。オイラ的には白に鼈甲ピックガードってのがいい感じなんですけどね。でもそのコンビネーションならジャズベよりプレベの方が欲しいなぁ。

 まぁ結局のところ楽器“だけ”は浮気性なオイラなのでどれだけいい1本があったとしてもそれだけじゃ満足しないんでしょうね。それでも最近はベース以外の楽器はあまり興味なくなってきたんですからまだいい方ですよ。シンセ弾きの人なんて新製品が出るたびに欲しくなるんでしょうかね?大変ですよねぇ。

 その点ベース弾きはまだいいですよ。オイラなんて今はスターリンくらいしか欲しいものありませんから。(←まだあるんかいっ!)


2008-02-14

譜面は残しとけ

 楽器屋さんに行くとたくさんの楽譜を売ってます。いわゆる定番モノ・・・ビートルズとかストーンズとかパープルとか・・・はいつ行ってもどこの店でもちゃんと揃ってます。ところが最新ヒット物とかリアルタイムで人気の高いバンドなんかはいつまであるかわかりません。場合によっては版権の都合上ある日突然姿を消す楽譜もあります。たとえばレッド・ツェッペリン。今売られてるのはギタースコアだけです。以前はちゃんと全アルバムのバンドスコアがあったんですけどね。

 オイラは持ってますよZEPのバンドスコア。「2」と「4」と「聖なる館」。ギタリストならいいでしょうけどベーシストとなるとやはりバンドスコアは重要な情報源です。なんて言いつついまだに「レモンソング」のベースをコピーしきってないオイラですが・・・・。

 流行り物なんかはホントに短命です。個人的に「持ってて良かった〜!」ってのはドナルド・フェイゲン「ナイト・フライ」のバンドスコアですね。たぶんあれが流行ってた時期・・・20年くらい前ですかね?その頃買ったと思うんですよ。こんなのもう売ってないです。「ナイト・フライ」といえば名だたるスタジオベーシストがこぞって参加してる名盤です。セッション時代のマーカスをはじめチャック・レイニーにアンソニー・ジャクソン、エイブ・ラボリエル、ウイル・リー・・・。こんな名ベーシストのプレイが譜面(それもTAB付き!)で載ってるわけですからこれはもう美味しいことこの上ない。コピーしましたよ必死で。
 でもね、できないんですよ。いや・・・フレーズはそれほど難しくないんです。マーカスなんて普通の指弾きだし。ところがこれをきっちりノリを出しつつ弾くのが至難の業。たとえば「ルビー・ベイビー」(ベースはアンソニー・ジャクソン)なんてフレーズ的にはめっちゃ簡単です。簡単ですが名手ジェフ・ポーカロの3連シャッフルに乗せて弾くとなるとこれが難しい。自分のリズム感の悪さを痛感します。20年近く弾き続けていまだに満足できない。それでもフレーズを口ずさみながら弾くと黙ってしかめっ面で弾くよりはノリが出ます。これはお勧めのテクニックです。「ダンッ・ツ・ダンッ・ッツ・デーロレーロッ」って歌いながら「ツ」とか「ッツ」っていう休符を意識したり「デーロレーロッ」を「デッロレッロ」っにするだけでけっこう違ってきますよマジで。オイラは「「ツ」「ッツ」で軽くゴーストノートを入れたりしてます。しか〜〜し!それでもまだまだですオイラは。
 「グリーン・フラワー・ストリート」のチャック・レイニーにいたってはもう神です。おそらくプレベと思われるポヨンポヨンな音なんですがこれがまた気持ちよく跳ねてる。いわゆる“音価”のとり方が絶妙なんですよ。ほんのちょっとスタッカート気味にさせたりテヌートでいったりって言うだけでフレーズを歌わせてる。音を追いかける程度なら簡単なんですがこのノリは無理っす。

 耳コピでもこれくらいはコピーできないフレーズじゃないんですが譜面があるおかげで労力が少なくて済みます。となると音を取るよりもそれをどう歌わせるかにより多くの時間を費やせるわけです。そういう意味で譜面はないよりあったほうが便利。
 そのほかではホール&オーツのベスト盤「フロムA to Z」のバンドスコアも役に立ちました。彼らって基本はR&Bなんだけどどこかに必ず今風(当時の“今風”だが)のアプローチを取り入れてて、アルバム全体を通してコピーするだけでR&Bのベースパターンのいくつがが身につくだけでなくそのフレーズを「今っぽく(あくまで当時の“今”)聞かせる」コツが隠されてたりして参考になります。ここでもやはり「音価の取り方」が重要なのがわかりましたね。

 他にも松任谷由実のバンドスコアを買ってきて「中央フリーウエイ」でのリー・スクラーのベースライン(特にハイポジションでのフレーズ)に夢中になったりアン・ルイスのバンドスコアで歌謡ロックを堪能したり・・・・。根本的に怠け者のオイラは譜面でけっこう助けられてます。「耳コピ?かぁ〜〜〜めんどくせ〜〜!」でしたから(笑)。
 珍しく真剣に「耳コピして譜面に起こそう!」と思い立った曲がクリムゾンの「イージー・マネー」で音を取る以前に譜割で挫折したり・・・・。

 そういえば大瀧詠一の「ロング・ヴァケーション」のバンドスコアなんてのもあったんですよ当時は。持ってたはずなんですけど探しても見つからない。誰かに貸したままなのかなぁ?
 伊藤銀次の「シュガー・ボーイ・ブルース」「トワイライト・シンフォニー」なんてアルバムのバンドスコアも持ってました。これは今でもちゃんとある。めっちゃレアですよこれは。レコードセールスを考えるとなんでこのバンドスコアがあるのか不思議なくらい。
 今で言うところのJ-POPモノはいろいろ買いましたねぇ。おそらくベースを始めて最初に買ったバンドスコアは山下久美子のセカンドアルバム「雨の日はうちにいて」だったと思う。このアルバムのコピーからオイラのベース人生は始まったといえるでしょう。


 こうした譜面で曲を覚えてきたわけですが・・・ある日よく聴いてみると自分がずっと弾いてきたフレーズとアルバムの曲のフレーズが微妙に違う・・・なんてことがあります。最初に間違って覚えてたんですね。それを長年正しいと思って弾いてきた。そんなときは譜面を引っ張り出して確認してみる。時々譜面自体が間違ってることもある。長い間騙しやがってこのやろう!
 ドナルド・フェイゲンあたりだとコード進行がひねくれてたりしますから「このフレーズはどのコードに乗ってるんだろ?」なんてことを確認するときも譜面は役に立つ。

 一番貴重なのはベースマガジンなんかに乗ってる譜面でしょうね。ポール・ヤングの「エブリタイム・ユー・ゴー・アウエイ」でのピノの名演をコピーしたいと思ってもそんな楽譜売ってませんから。ましてやダニー・ハサウエイ「ライブ!」収録の「リトル・ゲットー・ボーイ」の譜面なんてないですよ普通。ウイリー・ウイークス一世一代の名演です。

 つまり何を言いたいかというとですね・・・譜面は捨てちゃいかんと・・・そういうことです。雑誌の譜面なんかだとそのときは知らないし興味もないような譜面が後々になって重要になってきたりするもんです。ましてや学生時代と違って時間のないオジサンにとってはちまちま耳コピするなんて余裕はないのです。まぁ最初からする気はないんだが。
 今では普通に売ってる譜面だって未来永劫売り続けてるとは限りません。そう考えると大切な財産なのです。



 ちなみにベースマガジンとかプレイヤーとかの「新製品情報」ページも実は重要。数年後に中古で出回ってきたときに大変役に立ちます。現行カタログにないモデルなんかだとスペックがわかりませんからね。つっても今ではネット検索でたいがいのことはわかりますが。でもね・・・“ファクター”と“ブラスター”がどう違うかを知りたいなんてときは大事なんですよ。

 まぁそういう時代のベースマガジンをいまだに持ってるオイラのほうが珍しいんでしょうがねぇ。仕方がないんですよ。なんたって自分がもうビンテージですからね(笑)。もしオイラがジャズベースだったらえらい値段しますよ。役に立つかどうかは別として・・・・・。

2008-02-12

SOUND TRADEへ至る道のり

 今グラミー賞の授賞式を観ながら書いてます。いつも思うんですがアメリカっていろんな音楽を同じ土俵に上げちゃうからすごいですよね。グラミー自体はいろいろ言われてますがこちらとしては楽しんでしまえばそんなの関係ないっすから。
 これだけいろんな人が出てくるとベース弾きとしても面白いですね。フーファイターズとオーケストラの共演。企画そのものはありがちですけどオーケストラアレンジと指揮がジョン・ポール・ジョーンズじゃないですか。ギャラは全然違うんでしょうけどなんか本人としてはこういう仕事の方が今は楽しいんじゃないかなとも思える笑顔。先日のZEP再結成も「お仕事」だったんでしょうね。この人が一番ZEPと距離を置いてる気がします。
 フーファイターズのベースの人(よく知らん)がPB持ってましたけどレイクランドでしたねぇ。特徴的な楕円形のブリッジ。TVでしたから音はよく判りませんでしたけどこういう人気バンドのメンバーがレイクランド使うと人気も出るんじゃないでしょうか。そういやU2の人も使ってましたけど・・・ベーシストって点では地味っすよねぇあの人。ま、オイラは売り飛ばしちゃいましたからもういいんですけどね。

 相変わらず枕が長くてすいません。本題はそのレイクランドと引き換えに手に入れたサウンドトレードの話です。タイトルが英語表記なのは検索対策(笑)。

 かなり前の記事にも書きましたがオイラが最初にサウンドトレードの元締めBTLへ行ったのは今から15年ほど前のこと。大阪へ転勤になりましてね、それを機に社会人になってから一度熱が冷めてた楽器に対してまたまた興味が出てきたんですよ。東京時代に比べて通勤時間がかなり短くなったのと仕事量の減少。つまり「ヒマができた」わけです。なもんだから「また楽器でもいじろうか」・・と。

 そこが大阪だったってのも今思うとベーシスト向きでした。サウンドトレード、BOSSA、P-PROJECT・・・そういったメーカーのベースは関西圏でよく流通してという覚えがあります。珍しいところではアノPGMのお店ってのがアメリカ村にありましてね。50歳くらい(?)のオジサンが熱心にPGMの解説をしてくれるんですよ。カタログもありましたがワープロ打ちのセルフコピーをホチキスで留めたもの。それでも店では何本ものベースを気軽に試奏させてくれましてその完成度にはちょっと驚きました。たしか試奏用のアンプはピーターソンだったはず。

 で、そんな頃にBTLにも行ったわけです。そしてそこで“アノ人”と出会ってるのに(声までかけられてて)気がつかなかったと(笑)。それもそのはずオイラがその頃探してたのはフレットレスだったんですよ。当時はウエザーリポート大好きでね。弾けもしないのにジャコの音が出したくて出したくて。世界的有名スラッパーなんて眼中にありませんから気づくわけがない(笑)。
 当然BTLではあの“爆音試奏室”へ連れ込まれまして・・・そこでおそらくBタイプであったと思われるフレットレスを弾かされたわけです。いやぁ驚きました。まんまジャコの音。フェンジャパあたりの安いベースではリアピックアップでトーンを絞るとただモコモコするばかりでダメなんですよ。そこをクリアしてたのはサウンドトレードとPGMくらいでしたね。実はそのころワタナベ楽器にフェンジャパの限定生産フレットレスってのがあってそれがすごく良かったんですよ。値段的にもサウンドトレードの半分くらいでした。ところがその店にたまたまスタインバーガーのギターの中古があって・・・・GRってモデルでした。オイラはついついそちらを買ってしまったのです。アレを買っておけばその後の人生が違ってたかも(大げさ)。
 そのころはまだ「20万もするベースなんて」って感じでしたからサウンドトレードは良かったけどちょっとまだ届かない感じでしたね。

 結局それから何本かのフレットレスを入手しましてね。アトランシアのガーランドなんて全然ジャコじゃないんですけど「こんなん誰も持ってないやろ」ってことで買っちまったりP-PROJECTのPUMPSというモデルのフレットレスなんかも持ってました。こいつは今思えばそこそこ良かったんですけど中古だったので指板がえぐれてまして5フレットあたりで音が詰まるんですよ。だったら買うなって話なんですけどね(笑)。これはアクティブなのにパッシブのトーンがついてて使い勝手が良かったです。最終的にはCrewsのフレットレスで落ち着いたんですけどそれももう手元になし。そうそう・・・BOSSAも持ってたんですよオイラ。あれは今思うと手放すんじゃなかったなぁ。あのベースを生かしきれるアンプを持ってなくてね。試奏ではすごくいい音なのに家で弾くと音が細く感じる。アンプがしょぼいせいなんですけど。アレを売って何を手に入れたんだかもまったく覚えてないくらい前の話なんですけどちょっと惜しいことしたかな。

 まぁそんな具合でサウンドトレードの音はずっと印象に残ってたんですよ。ただ多くの他の人と違うのはオイラがフレットレスを探してたってこと。普通はスラップしたくてサウンドトレード選びますから。ネットで検索しても圧倒的にCタイプが多いのはそういう理由でしょう。
 あれから15年たって・・・今回出会ったPJタイプを試奏したときに「あの時と同じテイストの音」がしたのです。あの爆音試奏室とは比べるべくもない中古楽器屋の小さなアンプから。もちろん今回探してたのはPBですから正確には別の音なんですが、ハイを絞ってもドーンと抜けてくる感じ、ちょうどみぞおちの辺りからお腹の中へずしんと低音が入ってくるような感覚がまったく同じだったのです。

 もちろん「あの頃手の届かなかったベースが今目の前の手の届くところにある」という状況が自分を煽ってるというのもあります。そういうのに弱いですオイラ。BB2000、SG2000、CP30、DX7・・・どれも一度は手に入れましたから。全部ヤマハってのが妙にリアルな世代(笑)。
 なおかつ中古なわけですよ。明日になったらなくなってるかもしれない。「あのベースは買うべきだ。買うに値する音をしてる」という自己暗示にかかっていたことも否定しません。それでもやっぱり「自分が欲しい音」であることは間違いないのです。

 さらに言えばあの頃と比べれば耳も肥えてきてます。身体は昔の方が肥えてましたが(マジで)。自分の欲しい音もかなり客観的に見えてきてますから過去に所有してきたベースと比べてどうなのかも判断できる(はず)。そして今回の3本のサウンドトレードは根本的なキャラクターが(つまりサウンドトレード共通のキャラクターが)自分の好きな音なんですよ。PJ(実際にはPとして使用)、パッシブJB、アクティブJBという違いはありますが根っこはいっしょ。たとえるなら「おかずは変わってもゴハンはいつもと同じ米」的安心感。そこが一気に入れ替えをした一番の理由ですね。

 もちろん不満もまったくないわけじゃありません。3本ともデッドポイントがかなりはっきりしてます。ロッドの調整はネックはずさなくちゃいけないからめんどうだし。てか「組み込みで音を良くする」が売りの工房製作なのに調整でバラさなくちゃいけないってのは意地悪ですよ。ネックの調整をするだけでクオリティが落ちますって言ってるようなもんですから。それでもこの音はオイラとしては捨てがたい。

 PJはPだといいんだけどPJとして使うとややG弦がか細い。でもそれはBBでカバーできる。パッシブJBとアクティブJBはかなりキャラが離れてるけどその間をちょうど埋めるキャラを持ってるサドウスキーがある。そんな感じでちゃんと住み分けができてるのです。

 な〜〜〜んて言ってますけどしばらくしたらまた気が変わってるかもしれないですけどね。楽器に関してだけは(“だけ”ですから)浮気性なもので・・・。



 なんかサウンドトレードのことだけでいっぱい書いちゃいましたねぇ。「オマエの楽器なんて興味ない!」って方もいらっしゃると思いますが自慢だけにならないように書いたつもりです。自慢や紹介だけの記事って役に立たないんですよ。たとえば検索で来る人ってのはその楽器を買おうかどうしようかって思ってたり、オイラのように手に入れた楽器のことをもっと知りたいわけじゃないですか。そういう人にとってなんらかの情報源になるようには気をつけてるつもりです。
 というのも相変わらず「BB2000」での検索結果から来る人が多いんですよ。気にしてる人が多いんでしょうね。音を聞きたいのならカシオペアの昔のアルバムがいいんじゃないですかね。オイラがよくいくCYCOさんのページによると「4」の時のTOTOのデビッド・ハンゲイトもBBらしい。オイラ「4」はカセットで買ったんですよ(笑)。だからよく写真見てない。カシオペアなら名曲「ドミノ・ライン」の演奏がYOU TUBEにもあったはず。
 なんていう情報もね、ちゃんと書いておきたいというわけです。

 
 つっても情報として発信できるのはベースネタくらいだし、その情報もレベル的にはたいしたことないんですがね。ハイエンドベーシストじゃなくて発展途上ベーシストなら少しは役に立つかなぁ?


 

2008-02-11

SOUND TRADE

 さきほどスーパーで買い物したら「余っちゃったので・・」と言って焼き芋をふたつくれました。夜の9時頃に晩飯買いに行ってレジで焼き芋渡されるのもなぁ・・・。冷蔵庫に入れとけば大丈夫かしら?

 という話とは関係なく延び延びになってたサウンドトレードの話です。写真とか駆使して語ろうと思ってましたけどめんどくさくなったので写真なしで行きます(笑)。やっぱ時間あいちゃうとダメっすね。「ネタは熱いうちに書け」ということわざは正しい。

 さて、最初に手に入れたPJタイプは前に書いたので次に手に入れた2本のことを書きます。
 まずは4弦のパッシブタイプ。やや小ぶりなディンキーボディは黒のつや消し。赤い鼈甲柄のピックガードがついてるんですがこれがまた安っぽい。ボディだけ見ると「エドワーズか?」って感じです。ノブやブリッジ、ペグなどのハードウエアも黒。貼りメイプルのネックは21フレット仕様です。
 ここでひとつ問題がありまして、コイツはサウンドトレードの中のどのタイプなのか(またはどのタイプに近いのか)というのがよく判らないのです。店頭では「Fタイプ」と表記してありましたが・・・Fタイプ・・・あったようななかったような・・・。
 サウンドトレードのベースはピックアップの位置を変えることでサウンドキャラクターに違いを持たせたB、C、Dタイプと言うのがあります。これがメインのはず。「なんでAがないの?」と思うでしょうがこれはABC順というわけではないらしい。Bタイプというのは“Block”のBで、70年代のブロックインレイの入ったフェンダージャズベースのサウンドを、Dタイプは“Dot”のDでドットタイプのポジションマークが入った60年代のフェンダージャズベースをそれぞれ狙ったサウンドキャラクターになってるのだそうです。んじゃCは?というとコレは「プレアーニーボール時代のスティングレイ」を狙ってるらしいんですが、あくまでもスラップ系のスティングレイサウンドらしい。つまり“Chopper”のCですな。チョッパー・・・・ですか・・・ちょっと今になると恥ずかしい響きです。

 てなわけで・・・いろいろ調べました。したら某サウンドトレードユーザーの方のページに行き当たりまして、その方が所有しているサウンドトレードのベースのピックアップの位置をフェンダーと比べた記事があったのです。

「Cタイプは20フレットからフロントピックアップまで100ミリ。リアピックアップまでが200ミリ」
「Dタイプは20フレットからフロントピックアップまで110ミリ。リアピックアップまでが200ミリ」

なんだそうです。

さっそくオイラも計ってみました。

フロントピックアップまで100ミリ・・・・うんうん。
リアピックアップまで・・・195ミリ・・・

なんなんだこの中途半端さは・・・。

 ふむ・・どうやらCタイプでもBタイプでもなさそう。んじゃDタイプか?いやいや・・・店頭ではFタイプと書いてあったぞ。ググってみたらとある更新停止中のページに「Fタイプ」というキャプションつきの写真があるじゃないか。じゃぁやっぱりFタイプってのがあるんじゃないのか?とするとFって何?考えられるとしたら“Fretless”かのFか。でもオイラのはフレッテッドだ。

 つーことでFタイプの情報がありましたらどなたか教えてくださいませ。

 この子が3本の中では一番新しいようです。まずヘッドのロゴが違う。旧モデルはロゴマークの下に「Tuned by Sound Trade」と書いてあるんですがこれはロゴの横に書いてある。でもってPJタイプと比べるとヘッドがやや大きい。縦横に5ミリくらいずつ。ネックはPJよりちょっと太めですが一般のJBタイプから比べれば普通かな。PBサウンドがほしくて手に入れた方が細いってのもちょっとなぁ。いっそのことネックとブリッジを入れ替えてPJの方はすべて黒で統一するってのもアリかな。そうそうこのJBタイプはナットもちょっと高いんですよ。PJの方が弦高が低くなる。そういう意味でも入れ替えはいいアイデアかもしれん。


 お次は5弦JBタイプ。XTCT入りのアクティブです。

 コイツは見事にCタイプ。上記のピックアップ位置でドンピシャ。でもってXTCT&バダスブリッジですからね、これはもう「スラップ専用」とでもいうべき仕様なのです。もちろん音のほうもドンシャリのケロケロなんであります軍曹。しかしそこはサウンドトレード。ローミッドの音圧はしっかり出ているので本体とアンプのセッティング次第ではきっちり指弾きにも対応してくれます。
 弦間が通常の4弦と変わらないタイプのネックなのでやや幅広ですがオイラ的には問題なし。つーかこれが一番弾き易いっす。これはおそらく左手の親指をどこに置くかというスタイルの差でしょうね。オイラはがっちり握りこむスタイルじゃないのでわりと平気。他2本と同じく貼りメイプルの21フレット仕様です。
 バダスのせいもあるんでしょうがテンションは緩めです。したがってローBがデロデロであまり役に立たない。過去に所有した多弦ベースの中で一番ゆるいかもしれない。まぁローB弦はほとんどフィンガーレスト化してますから問題ないんですが(笑)。


 てなことでいきなり3本のサウンドトレードオーナーになったわけですが、今回初めてその音に触れたわけじゃないのです。その辺は長くなるので次の記事にて・・・・。